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先日、23回目の誕生日を迎えた。
何もせずともじわじわ年を取っていくことになんとも言えない不安を覚える。
23歳。母が結婚した年だった。
結婚の予定もなければ相手もいない今の状況で、私は何歳で結婚するのだろう。以前、結婚は通過儀礼だと話していて一番しっくりきた。普通の人間として結婚は普通にクリアしたい。
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色々な事情が重なり会社のお兄さんお姉さんと人生初のユニバーサルなんちゃらなんちゃらに誕生日当日に行くことになった。
入社して1ヶ月も経っていないためにちゃんと話したことのない人がたくさんいた。でも絶叫系にどうしても乗りたかった私はほぼ話したことのないお兄さん(ガチムチ×6)に混じって絶叫系に乗ることになったし、なんだかんだでそれなりに仲良くもなった。有意義な誕生日だった。
人見知りとしてはこういう機会で仲良くなれるととても嬉しいし、人見知りと言うと誰も信じてくれないの本気で意味がわからない。楽しい旅行でした。
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ニートじゃなくなってもうそろそろ1ヶ月経つ。
ニートの頃よりあまり心を病ませなくなった。色々物事をウンウン考える時間が減ったからだろうか。
今の職場は非常にホワイトな勤務体制だ。指導役のお姉さんと談笑しお茶を飲みながらパソコンに向かう毎日で、もう前の職場には2度と戻れないと思う。
ただ、ぬるま湯に溺れていく感覚がなぜか抜けない。
3年弱社畜として生きていたせいなのかわからない。仕事中1秒たりとも暇つぶしに時間を費やしたことがなかった。やることしかなかったからだ。でもその分仕事が身につくのは早かった。我ながらよくやっていたなあと思う。
する仕事がない不安に駆られる日がくるとは思わなかった。
1年後には当たり前になっているのかもしれない。それが当たり前になって良いのか悪いのか、今はまだわからない。
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こだわりの強い人間のめんどくささを思い知る。
今の仕事の特性上か、今まで関わったことのないタイプの人種と話すことが多い。
話していてみんな物事を深くなんて考えていなくて、非常にさっぱりしている。オタク気質な人が少ない。
唯一なんだか顔が好みだなあと思ったお兄さんは、お酒が入るとひたすら一つの物事についてコンコンと喋り続けるオタク気質なめんどくさい人間だった。そういう星の下生まれていることをしっかり実感させられた。
こだわりの強いオタク気質な人間とばかり関わってきたせいか、さっぱりした人が物足りない。そんなのどれでもよくない?と言ってしまえる人に嫌悪を覚える。こんな圧倒的マイノリティに属しているうちはもう普通の人間付き合いができないかもしれない。
普通の人は人工甘味料の味なんて気にしない。
使っているペンの材質まで気にしない。
着ている服が何の素材で出来ているか気にしない。
わたしが好きだった人は多様な種類のネクタイを指で触って何から出来ているか、どのくらいの値段かを当てられる人だった。そういう人ばかり好きになる。もうどうしようもない。
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先日、こういう機会がないと話すこともないからさ!なんか質問とかある?とお兄さんに聞かれて、咄嗟に特にないです!と答えてしまった。
個人のプライベートにまで踏み込みたくないし、踏み込まれたくないこと丸出しの最悪な回答だった。
私は何を聞けばよかったのだろうか。仕事をしていて1番印象に残ったことは?とか働きがいがあると思ったのは何をした時?とか聞けばよかったのだろうか。それとも無難に身長何センチあるんですか?とか彼女いるんですか?とか聞けばよかったのか。
シチュエーションに合わせての質問すらまともに出来ない完全なコミュ障だ。もう殺してほしい。
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仕事を始めると考えることが仕事のことばかりになるなあと思う。
他のことを考えられる時間が少ないし、そもそも考えるような他のことがないからかもしれない。もう少し自分を持ちたい。