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くだりたい

 

特撮映画があまり好きではない。

 

なんの脈絡もなく怪獣が口から炎を吐くリアリティの無さだったり、拭いきれない子供騙し感がどうしても受け止め切れなかった。どんなに勧められたとしても観ることはないだろうと思っていた。

 

庵野秀明シン・ゴジラを発表するまでは。

 

 

観たことのないゴジラのイメージ、なんとなくやってきて街を壊すゴジラをやっつける。本当にそれくらいしか思っていなかった。

 

庵野秀明シン・ゴジラを発表したとき、エヴァンゲリオン好き(QはNO)としては気にはなるが正直観に行こうとは思ってもいなかった。いいところDVDのレンタルが開始したら観てみよう程度であった。

 

しかしながらネットで出回る好評価の嵐。最初はゴジラ好きのゴジラ好きによる贔屓目の好評価であろうと思っていた。でも何か様子が違うではないか。

 

 

私はふと、以前に観た映画のことを思い出していた。"劇場版ガールズ&パンツァー"。やたらと評価されていたのは4DX版である。ガルパンおじさんからはもちろん、映画好きからやたら好評価を得ていたアニメ映画。ガルパンを観たことなかったけど面白かった!ガルパンは最高!ガルパンはイイゾ〜!方々から上がる高い賞賛に、観に行こうか悩んでいたところ布教活動家のガルパンおじさんから声をかけていただいたので観に行ったのだった。

 

私は、ガルパンだけは絶対に観るまい。どうせ美少女(笑)たちがキャッキャウフフしながらお茶を嗜み途中でこれみよがしにほんのちょっと戦車をパタパタさせるのだろうと思っていたのだった。

 

しかし蓋を開けてみれば、ガルパンアニメを観たことのない人にもわかりやすい前説、からの開始早々砲撃の嵐。途中で美少女(笑)たちが温泉に浸かるもののわかりやすいお色気シーンのひとつもないまま、また戦闘開始。最終的には結末に泣かされみぽりんかっこいい〜!結婚してくれ〜!とのたまう始末。

 

また、評価されていた"4DX"とは、匂い、振動、水飛沫、果てにはシャボン玉等を使い五感で映画を楽しむという日本の最高技術を結集させたような代物で、都会には存在しているのだが、北海道には札幌にしか存在していない。札幌住みを札幌住みたらしめる特権。もちろん4DX版で観た。ありがとう、札幌。

肝心の4DXといえば、あれほど戦車映画と相性の良いシステムもないだろう、といった感想であった。戦車が前進(パンツァーフォー)するたび、座席が戦車特有のキャタピラによる地味な揺れを起こすのである。ミリタリーオタクには堪らないであろう。場所にもよるが砲弾を撃った際に火薬の匂いのする劇場もあるらしい。スゴイ。語彙がないからスゴイとかヤバイとかしか言えない。ヤバイ

 

まあとにかく簡潔に言えば面白かったのだ。 

 

興味のないジャンルの、やたらネットで好評価が騒がれている映画が、面白かったのだ。

 

シン・ゴジラ、観ました。

 

 

あらすじは至って普通のゴジラ(恐らく)。

海から何かしらの因果によって水飛沫があがり、長谷川博己演じる矢口が巨大生物だ!と声を高々にして叫ぶのだが信じてもらえず、なんだかんだと言っているうちに尻尾が見え東京湾から陸に上がられ姿を変えながら街を破壊していくゴジラを矢口と日本の偉いひと総出でやっつける…といったストーリー。

 

まず、思った以上に展開が早かった。巨大生物(笑)と開始早々一切相手にもしてもらえないものだから、しばらくこのまま話が続くのかと思いきやあっという間にゴジラの登場である。

そして思った以上にゴジラがグロテスクであった。陸に上がってきたゴジラ第二形態(蒲田くん)がエラから何やら赤い液体を噴出させながらニュルニュル動く姿はわりとトラウマものである。

しかしわたくし、いちばん最初に第二形態を見たときに、うちのおもちが手を内側にしまって寝ているときにすごく似ている…と何処となく我が家のうさぎを感じてしまってからわりと愛しさの方が勝ってしまった。蒲田くん、愛しい。

そしてシン・ゴジラ、なんと内容がほぼ巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)と呼ばれる即席チームと内閣、自衛隊の会議であった。ゴジラとの対決シーン!というよりは会議と調査の結果こういう対策で戦うぞ!攻撃!ダメだ!次だ!会議!攻撃!良いぞ!次だ!といったノリであった。

しかし、冒頭で述べたとおり特撮好きでない私。会議シーンでの白熱した討論・作戦会議・躊躇・意思決定に至るまでの葛藤等が多いほうが飽きずに済みよかった。ゴジラがビルを次々と破壊し倒すシーンもなかなか爽快で良かったが、前者が圧倒的に面白かった。

 

そしてこの展開、何処となく庵野秀明の代表作、エヴァンゲリオンを彷彿とさせはしないだろうか。

 

現れる謎の巨大生物を駆逐すべく人々が力を結集し、作戦を立てながら攻撃に挑む…まさにエヴァンゲリオンと同じ流れを汲んでいるではないか。

 

観客も特撮を観たくて、というより庵野秀明に惹かれて、といった私のようなミーハーな人間も多かったのではないだろうか。

 

そこを知ってか知らずか、このような編成のシン・ゴジラ庵野秀明さすがである。庵野秀明がこういう映画しか撮れないのではといった部分は丸無視することにする。

 

まあまるでエヴァンゲリオン(笑)映画、こういうの好きな人には堪らないだろうなといった感じであった。ところどころにエヴァネタが散りばめられていたのも私はエヴァンゲリオンオタクなので大変面白かった。

 

あとは東京都完全再現で撮られていたのが評価に繋がったのではと思う。自社のビルが粉砕されていて最高だった!といった旨のツイートを散見した。お前さては良かったのそこだけだろ。

 

まああとは全てにおいて固有名詞が多い!長い!早い!で置き去り感が強かった。一度で全て丸々理解できる人間がいるなら尊敬に値する。私の頭が悪いだけという可能性も捨てきれないがきっとそうではないと信じたい。

 

とりあえず丸々理解できなくても楽しめる映画ということは間違いないとは思う。私のような頭の悪い人にもオススメしたい。爽快感に満ち満ちた映画だった。ストレスが溜まってきたらもう一度観たい。

 

 

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我が家のシン・モチラ(第二形態)。

 

主に我が家のコード類を噛み切るなどの災いをもたらす。私のiPhoneケーブルは3本逝った。3DSの充電ケーブルは2個。何故か我が家の絨毯を喰う。私の完成させたラブライブ1000ピースパズルも糊を塗って乾かしていたところ喰われた。勝手に人の寝床を整えていることもしばしば。最近私のベッドがヨダレで若干湿っている。大変迷惑。大変可愛い。

 

比較してみるとそんなに似ていないので比較画像は差し控える。

 

 

ブログを書き終えて推敲していると、ガルパン映画についてのほうが長くなっていることに気がついた。これで晴れて私もガルパンおじさんである。ガルパンはイイゾ。

 

 

最近引きこもりを拗らせて会う人が限られてきている。そろそろ社会へ復帰しなければならない、とは思いつつも楽なほうに流れて淀んでいる。淀み切った先に何が待っているかはわからないが、良くないものであることは確かなので積極的に外へ出て行こうと思う、つきましては来週から…。

 

 

就職をしたくなさすぎてゴジラが札幌まで来てくれることを願っているのだがそのような気配すらないのでいい加減就活をしようと思う次第。